10.2*観劇レポ「オペラ座の怪人」 [観劇レポ:オペラ座の怪人]
100記事目です
10月2日(日)@電通四季劇場海
「オペラ座の怪人」
オペラ座の怪人:高井 治
クリスティーヌ・ダーエ:笠松はる
ラウル・シャニュイ子爵:中井智彦
カルロッタ・ジュディチェルリ:河村 彩
メグ・ジリー:松田未莉亜
マダム・ジリー:戸田愛子
ムッシュー・アンドレ:林 和男
ムッシュー・フィルマン:青木 朗
ウバルド・ピアンジ:永井崇多宏
ブケー:金本和起
【男性アンサンブル】
瀧山久志
五十嵐 春
田代隆秀
川地啓友
野村数幾
見付祐一
伊藤礼史
田中元気
佐藤圭一
【女性アンサンブル】
吉川瑞恵
高瀬 悠
小澤可依
吉田絢香
村瀬歩美
江本あきこ
馬場美根子
石川杏菜
平井佑季
野手映里
黒柳安奈
梅崎友里絵
うまく言い表せないほど
ファントムの高井治さん、
クリスティーヌの笠松はるさん、
ラウルの中井智彦さん…
主役の3人の方が本当に本当に素晴らしかったです。
そしてその歌声を支えるオーケストラ。
初めて生オケでオペラ座を観ましたが、
俳優さんに合わせた緩急がすごく良くて、
この臨場感と迫力は生ならではだと思いました!!!
主役の3人の方の前にざっと脇を固める皆さま方のことを
本当に全員の方がハマリ役で好演されていて、
「ん…?」ってひとが一人もいなくて
さすがスターディングキャスト!(ピアンジだけ初日と違う方でしたが)
って感じでしたよ
特にメグの松田さんは初めて舞台で拝見しましたが、
あれだけ可愛いバレリーナなのに
透き通っていて危なげない歌声で、表情豊かで演技もお上手で
天は二物も三物も..いえ、ご本人の努力ですね、本当に素晴らしかったです><
カルロッタは名古屋で2回拝見した種子島さんのイメージが強すぎて
河村さんのカルロッタはちょっと意地悪だけど、可愛げのあるいい人に見えてしまって。
Think of meは普通にお上手だと思ってしまったし、
「あたくしこのオペラに出るの、辞めますわっ。ウバルド、行きましょう」
「このチビガエル!」
「ノンポッソビュウ、もう歌えない~~!」
「このひと頭が変よ」
とか、印象的なセリフは種子島さんの強烈なキャラが頭にあったので
少し物足りなかったです(笑)
でもPrima donnnaの前のすごい歌の迫力と、
Prima donnnaの声量は凄まじくて鳥肌がたったほどでした
キャスティング順は種子島さんが1番上なので、
またあのアクの強ーいカルロッタも見たいです!
支配人の歌って実は変拍子(♪ミステリーだ オペラ座に、は4/4拍子と7/8拍子の交代!)に
ひとフレーズが長く、変な音程間隔だったりとすごく難しいと思うのですが、
林さんと青木さんはキャラも歌も完璧な支配人像で感動しました。
むしろ、ちょっとオケのリズムが???な箇所や、マスカレードも含めて3か所くらい
半拍歌とズレてしまった箇所があったのが気になりました
でもその都度お二方はすぐに修正されて合わせていらっしゃいましたよ
では、クリスティーヌ・ファントム・ラウルのことをじっくりと..
今日は最前列で表情がすごく良く見えたからというのもあると思いますが、
とにかく二人の間で揺れ動く笠松さんクリスティーヌの気持ちにはもちろん、
少し束縛が入っているけどクリスティーヌを誰にも渡したくないという
中井さんラウルの気持ちにまですごく感情移入してしまいました(笑)
今まで拝見した二人のクリスティーヌ
(…少しアニメ声っぽい可愛い感じの声の沼尾さんや
ビブラートたっぷりで歌い上げる感じの高木さん)とは違い、
笠松さんのソプラノは癖がなくストレートに出ている感じの透明な声で
それが私のイメージしているクリスティーヌにぴったりで
Think of meのワンフレーズだけで大好きになりました
特に歌の「あ」の発音でちょっとひっかける感じに歌うのがクセになる良さで、
あたし、後半はなんとなく「あ」を待ってました(笑)
♪涙あふれる~
…とか。(墓場にて)
開口がすごいわけじゃなくむしろ儚げに話しているのに
聞き取りやすいセリフの声も好みでした。
「Angel of music」「マスカレード」「墓場にて」「All I ask of you」などの
心情を歌うような曲はミュージカルっぽくフォルテになるところ以外は
かなりビブラートを控えめで歌っていらっしゃったのに対して、
「Think of me」「The point of no return」のように(劇中劇の)
オペラの曲という設定のナンバーは、オペラ歌手がアリアを歌いあげるように
歌っていらっしゃって歌い分けも、
クライマックスへの持っていき方もお上手で…
特に私は2幕が本当に素晴らしかったように感じました。
「墓場にて」ではクリスティーヌのソロが終わるところ、ファントムが入る前で
喝采が起こりましたし、
The point of no returnはマントの中がファントムだと気付くまでは
ドンファンの主人公としてちょっと無邪気なキャラクター?を
演じながら歌っていらっしゃったけれど、
顔に触れて気付いてからは素のクリスティ-ヌで
驚きと恐怖を感じる歌い方、表情から鬼気迫るものがありました。
私、ほんとにpoint of~が大好きで大好きで…
去年初めて観劇したあと1~2週間は寝ようとしても
「もはや退けない」のメロディが頭から離れなくておもむろにiPodを取りだして
夜中の3時くらいまで2幕のCD(今井清隆さん&井料瑠美さんver.を持ってます)を
ずーっと聞いていたりしました。
…いま思うとちょっと病的ですね
そういえば笠松さんのプロフィールに
「日本クラシック音楽コンクール大学院の部最高位」って書いてありますよね?
その笠松さんが入賞された年、
私もそのコンクールに出ていて(もちろんピアノでですが)
しかも全国大会にも出場できていたので
クラコンのサイトには一緒の回のページにお名前が…!(笑)
気付いたときめっちゃテンション上がりました
http://www.kurakon.net/history/16/index.html
そして高井さんのファントム!
全回高井さんなので3回目ですが、本当に哀しみ苦しみがぎゅっと伝わってきますよね。
特に今日はちょっともう異常でした…(泣)
Music of the nightの次の曲(怪人の隠れ家)での「畜生!」のあと
クリスティーヌに震える手を伸ばしながらも
自分を見て怯える彼女の反応に哀しんでいるファントムを見て、
私も何とも言えない胸の痛みを感じました。
All I ask of youのあと天使の像に乗って下りてきたとき、
前すぎて表情は全く見えませんでしたが
声から伝わる痛みが胸に突き刺さるようで、
本当に今日はファントムが苦しみ、哀しむたびに
私までこういう痛みをたびたび感じてしまい、
こんなことは初めてだったのですごく辛かったです…
とてもお芝居とは感じられなくて><
言うまでもないことかもしれませんが、
高井さんの歌はもう私にとって「上手」「感動」「素敵」…
そういう次元の言葉で言い表せない素晴らしさです。
どんな称賛の言葉でも、言葉に残すと価値が下がってしまう気がするほど!
Music of the nightはご自分のテンポ、ルバートに
ある程度合わせられる生オケの利点も加わり、
クリスティーヌでなくても催眠にかかってしまいそうでした。
もう、高井さんのMusic of~は本当に奇跡だと思います!!!
2回目の「心のおもむくままーーー!!!!」のフォルティッシモでのロングトーンは
頭がびりびりっとしびれる感じがして、
ここは悲しいわけでもないのに涙が出てきて困りました…
終曲の三重唱も、point of~と同じメロディだし大好きなんですけど
3人の声と感情のぶつかり方が、目で見えそうなくらいの迫力で迫ってきました。
「行け!行ってくれ!お願いだ!!!」はいい声の高井さんではなく、
感情のまま、いわば汚い声で怒鳴っている声で
ファントムが初めて味わったどうしようもできない、手に負えない感情をとにかく叫んだ、
という風に私は聞こえて..
このシーンはファントムが1番普通の人の心に近く、人間らしく感じられました。
もうここからラストまで涙が止まりませんでした…
「我が愛は終わりぬ 夜の調べと共に」って訳が素晴らしいですよね。
すごく綺麗で日本人で良かったって思っちゃうほど1番好きな言葉です。
その最後のロングトーンもどこまでも広がっていくようで、もの凄かったです。
…ほら、安っぽくなっちゃった気が..
劇場で体感してください…泣
学祭で上演した時も友達や親と
ファントム派かラウル派か、
終わりのない討論をよくしていて
いままで絶対あたしはファントム派って思っていたんですけど
中井さんのラウルを見て、カッコいいし真摯だし紳士だし…
ちょっとラウル派のひとの気持ちも分かりました(笑)
声がぶ厚くて演技は熱くて、カーテンコールではなんかすごくいい人そうだし..
…ってこれ、あたしはラウルじゃなくて中井さんを好きになっただけ…?(笑)
今日は割と大人数で観たので、観劇後もどっち派かで盛り上がりました☆
半々なのが面白かったです
中井さんの歌は、普通の歌ももちろんですが、
レチタティーヴォ的にセリフを歌うときも、全くブレないし
きっと声楽の世界でもすごい技術をお持ちの歌手でいらっしゃったのだろうなと思いました。
まだ四季ではラウルしか演じていらっしゃいませんよね?
…これから見たい役がたくさん
やっぱりオペラ座は何もかもが凄すぎて圧倒されます。
そしてファントムはこれからも一生高井さんでしか見たくないと思ってしまうほど、
(とか言って、他の人に代わっても絶対気になって行っちゃう気もする..)
高井さんに魂を抜かれたような気分です…
本当に素晴らしかったです。
カーテンコールでの高井さんへの一際ものすごい拍手喝采は、
いままで経験したことがないほどでした!
そんな中、ちょこんと前に進み出て指揮者の方に握手を求め、
指揮者をたたえる姿にも惚れちゃいました(笑)
私の安っぽい文才のない文章では、
高井さんファントムの魅力の1%も伝えられないので
まだ拝見されてない方!
見たことあるからいいや、と思っている方も!
ぜひ劇場へ…
締めが宣伝みたいになっちゃった…
ロンドンにて『オペラ座の怪人』25周年コンサート開催!
http://www.shiki.jp/navi02/news/015987.html
今回のコンサートのプログラムには、四半世紀に及ぶ『オペラ座の怪人』の歴史を紡いできた怪人役を紹介するページがありました。「Most Performances as the Phantom(怪人役最多出演者)」
と題されたそのページに、なんと劇団四季の高井治の写真が!
高井は「Over1500Performances」の一人(全8人)として紹介されていました。この25年で、1500回以上の舞台を踏んだ怪人キャストは13名(Over2500=2名、Over2000=3名)しか、世界中に存在していません。
劇団四季の怪人は、世界の怪人でもあったのです。
『オペラ座の怪人』が電通四季劇場[海]で華麗に幕を開けました!
http://www.shiki.jp/navi02/news/015937.html
10月2日(日)@電通四季劇場海
「オペラ座の怪人」
オペラ座の怪人:高井 治
クリスティーヌ・ダーエ:笠松はる
ラウル・シャニュイ子爵:中井智彦
カルロッタ・ジュディチェルリ:河村 彩
メグ・ジリー:松田未莉亜
マダム・ジリー:戸田愛子
ムッシュー・アンドレ:林 和男
ムッシュー・フィルマン:青木 朗
ウバルド・ピアンジ:永井崇多宏
ブケー:金本和起
【男性アンサンブル】
瀧山久志
五十嵐 春
田代隆秀
川地啓友
野村数幾
見付祐一
伊藤礼史
田中元気
佐藤圭一
【女性アンサンブル】
吉川瑞恵
高瀬 悠
小澤可依
吉田絢香
村瀬歩美
江本あきこ
馬場美根子
石川杏菜
平井佑季
野手映里
黒柳安奈
梅崎友里絵
うまく言い表せないほど
ファントムの高井治さん、
クリスティーヌの笠松はるさん、
ラウルの中井智彦さん…
主役の3人の方が本当に本当に素晴らしかったです。
そしてその歌声を支えるオーケストラ。
初めて生オケでオペラ座を観ましたが、
俳優さんに合わせた緩急がすごく良くて、
この臨場感と迫力は生ならではだと思いました!!!
主役の3人の方の前にざっと脇を固める皆さま方のことを
本当に全員の方がハマリ役で好演されていて、
「ん…?」ってひとが一人もいなくて
さすがスターディングキャスト!(ピアンジだけ初日と違う方でしたが)
って感じでしたよ
特にメグの松田さんは初めて舞台で拝見しましたが、
あれだけ可愛いバレリーナなのに
透き通っていて危なげない歌声で、表情豊かで演技もお上手で
天は二物も三物も..いえ、ご本人の努力ですね、本当に素晴らしかったです><
カルロッタは名古屋で2回拝見した種子島さんのイメージが強すぎて
河村さんのカルロッタはちょっと意地悪だけど、可愛げのあるいい人に見えてしまって。
Think of meは普通にお上手だと思ってしまったし、
「あたくしこのオペラに出るの、辞めますわっ。ウバルド、行きましょう」
「このチビガエル!」
「ノンポッソビュウ、もう歌えない~~!」
「このひと頭が変よ」
とか、印象的なセリフは種子島さんの強烈なキャラが頭にあったので
少し物足りなかったです(笑)
でもPrima donnnaの前のすごい歌の迫力と、
Prima donnnaの声量は凄まじくて鳥肌がたったほどでした
キャスティング順は種子島さんが1番上なので、
またあのアクの強ーいカルロッタも見たいです!
支配人の歌って実は変拍子(♪ミステリーだ オペラ座に、は4/4拍子と7/8拍子の交代!)に
ひとフレーズが長く、変な音程間隔だったりとすごく難しいと思うのですが、
林さんと青木さんはキャラも歌も完璧な支配人像で感動しました。
むしろ、ちょっとオケのリズムが???な箇所や、マスカレードも含めて3か所くらい
半拍歌とズレてしまった箇所があったのが気になりました
でもその都度お二方はすぐに修正されて合わせていらっしゃいましたよ
では、クリスティーヌ・ファントム・ラウルのことをじっくりと..
今日は最前列で表情がすごく良く見えたからというのもあると思いますが、
とにかく二人の間で揺れ動く笠松さんクリスティーヌの気持ちにはもちろん、
少し束縛が入っているけどクリスティーヌを誰にも渡したくないという
中井さんラウルの気持ちにまですごく感情移入してしまいました(笑)
今まで拝見した二人のクリスティーヌ
(…少しアニメ声っぽい可愛い感じの声の沼尾さんや
ビブラートたっぷりで歌い上げる感じの高木さん)とは違い、
笠松さんのソプラノは癖がなくストレートに出ている感じの透明な声で
それが私のイメージしているクリスティーヌにぴったりで
Think of meのワンフレーズだけで大好きになりました
特に歌の「あ」の発音でちょっとひっかける感じに歌うのがクセになる良さで、
あたし、後半はなんとなく「あ」を待ってました(笑)
♪涙あふれる~
…とか。(墓場にて)
開口がすごいわけじゃなくむしろ儚げに話しているのに
聞き取りやすいセリフの声も好みでした。
「Angel of music」「マスカレード」「墓場にて」「All I ask of you」などの
心情を歌うような曲はミュージカルっぽくフォルテになるところ以外は
かなりビブラートを控えめで歌っていらっしゃったのに対して、
「Think of me」「The point of no return」のように(劇中劇の)
オペラの曲という設定のナンバーは、オペラ歌手がアリアを歌いあげるように
歌っていらっしゃって歌い分けも、
クライマックスへの持っていき方もお上手で…
特に私は2幕が本当に素晴らしかったように感じました。
「墓場にて」ではクリスティーヌのソロが終わるところ、ファントムが入る前で
喝采が起こりましたし、
The point of no returnはマントの中がファントムだと気付くまでは
ドンファンの主人公としてちょっと無邪気なキャラクター?を
演じながら歌っていらっしゃったけれど、
顔に触れて気付いてからは素のクリスティ-ヌで
驚きと恐怖を感じる歌い方、表情から鬼気迫るものがありました。
私、ほんとにpoint of~が大好きで大好きで…
去年初めて観劇したあと1~2週間は寝ようとしても
「もはや退けない」のメロディが頭から離れなくておもむろにiPodを取りだして
夜中の3時くらいまで2幕のCD(今井清隆さん&井料瑠美さんver.を持ってます)を
ずーっと聞いていたりしました。
…いま思うとちょっと病的ですね
そういえば笠松さんのプロフィールに
「日本クラシック音楽コンクール大学院の部最高位」って書いてありますよね?
その笠松さんが入賞された年、
私もそのコンクールに出ていて(もちろんピアノでですが)
しかも全国大会にも出場できていたので
クラコンのサイトには一緒の回のページにお名前が…!(笑)
気付いたときめっちゃテンション上がりました
http://www.kurakon.net/history/16/index.html
そして高井さんのファントム!
全回高井さんなので3回目ですが、本当に哀しみ苦しみがぎゅっと伝わってきますよね。
特に今日はちょっともう異常でした…(泣)
Music of the nightの次の曲(怪人の隠れ家)での「畜生!」のあと
クリスティーヌに震える手を伸ばしながらも
自分を見て怯える彼女の反応に哀しんでいるファントムを見て、
私も何とも言えない胸の痛みを感じました。
All I ask of youのあと天使の像に乗って下りてきたとき、
前すぎて表情は全く見えませんでしたが
声から伝わる痛みが胸に突き刺さるようで、
本当に今日はファントムが苦しみ、哀しむたびに
私までこういう痛みをたびたび感じてしまい、
こんなことは初めてだったのですごく辛かったです…
とてもお芝居とは感じられなくて><
言うまでもないことかもしれませんが、
高井さんの歌はもう私にとって「上手」「感動」「素敵」…
そういう次元の言葉で言い表せない素晴らしさです。
どんな称賛の言葉でも、言葉に残すと価値が下がってしまう気がするほど!
Music of the nightはご自分のテンポ、ルバートに
ある程度合わせられる生オケの利点も加わり、
クリスティーヌでなくても催眠にかかってしまいそうでした。
もう、高井さんのMusic of~は本当に奇跡だと思います!!!
2回目の「心のおもむくままーーー!!!!」のフォルティッシモでのロングトーンは
頭がびりびりっとしびれる感じがして、
ここは悲しいわけでもないのに涙が出てきて困りました…
終曲の三重唱も、point of~と同じメロディだし大好きなんですけど
3人の声と感情のぶつかり方が、目で見えそうなくらいの迫力で迫ってきました。
「行け!行ってくれ!お願いだ!!!」はいい声の高井さんではなく、
感情のまま、いわば汚い声で怒鳴っている声で
ファントムが初めて味わったどうしようもできない、手に負えない感情をとにかく叫んだ、
という風に私は聞こえて..
このシーンはファントムが1番普通の人の心に近く、人間らしく感じられました。
もうここからラストまで涙が止まりませんでした…
「我が愛は終わりぬ 夜の調べと共に」って訳が素晴らしいですよね。
すごく綺麗で日本人で良かったって思っちゃうほど1番好きな言葉です。
その最後のロングトーンもどこまでも広がっていくようで、もの凄かったです。
…ほら、安っぽくなっちゃった気が..
劇場で体感してください…泣
学祭で上演した時も友達や親と
ファントム派かラウル派か、
終わりのない討論をよくしていて
いままで絶対あたしはファントム派って思っていたんですけど
中井さんのラウルを見て、カッコいいし真摯だし紳士だし…
ちょっとラウル派のひとの気持ちも分かりました(笑)
声がぶ厚くて演技は熱くて、カーテンコールではなんかすごくいい人そうだし..
…ってこれ、あたしはラウルじゃなくて中井さんを好きになっただけ…?(笑)
今日は割と大人数で観たので、観劇後もどっち派かで盛り上がりました☆
半々なのが面白かったです
中井さんの歌は、普通の歌ももちろんですが、
レチタティーヴォ的にセリフを歌うときも、全くブレないし
きっと声楽の世界でもすごい技術をお持ちの歌手でいらっしゃったのだろうなと思いました。
まだ四季ではラウルしか演じていらっしゃいませんよね?
…これから見たい役がたくさん
やっぱりオペラ座は何もかもが凄すぎて圧倒されます。
そしてファントムはこれからも一生高井さんでしか見たくないと思ってしまうほど、
(とか言って、他の人に代わっても絶対気になって行っちゃう気もする..)
高井さんに魂を抜かれたような気分です…
本当に素晴らしかったです。
カーテンコールでの高井さんへの一際ものすごい拍手喝采は、
いままで経験したことがないほどでした!
そんな中、ちょこんと前に進み出て指揮者の方に握手を求め、
指揮者をたたえる姿にも惚れちゃいました(笑)
私の安っぽい文才のない文章では、
高井さんファントムの魅力の1%も伝えられないので
まだ拝見されてない方!
見たことあるからいいや、と思っている方も!
ぜひ劇場へ…
締めが宣伝みたいになっちゃった…
ロンドンにて『オペラ座の怪人』25周年コンサート開催!
http://www.shiki.jp/navi02/news/015987.html
今回のコンサートのプログラムには、四半世紀に及ぶ『オペラ座の怪人』の歴史を紡いできた怪人役を紹介するページがありました。「Most Performances as the Phantom(怪人役最多出演者)」
と題されたそのページに、なんと劇団四季の高井治の写真が!
高井は「Over1500Performances」の一人(全8人)として紹介されていました。この25年で、1500回以上の舞台を踏んだ怪人キャストは13名(Over2500=2名、Over2000=3名)しか、世界中に存在していません。
劇団四季の怪人は、世界の怪人でもあったのです。
『オペラ座の怪人』が電通四季劇場[海]で華麗に幕を開けました!
http://www.shiki.jp/navi02/news/015937.html