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2.26*岡村美南さんエルファバ!「ウィキッド」観劇レポ [観劇レポ:ウィキッド]

今日は2月26日ですが、22日に観たウィキッドの感想をアップします☆

開演前に、松坂屋のAfternoon teaで1500回記念コラボのケーキ食べました!
抹茶ダイスキだからしあわせでした[黒ハート][黒ハート][黒ハート]

『ウィキッド』日本公演通算1500回記念コラボレーション企画 http://www.shiki.gr.jp/closeup/wicked/nagoya_corrabo/

2.22 cake.jpg2.22 menu.jpg


2.22 cast.jpg
*cast*
グリンダ:山本貴永
エルファバ:岡村美南
ネッサローズ:小笠真紀
マダム・モリブル:原田真理
フィエロ:北澤裕輔
ボック:伊藤綾祐
ディラモンド教授:前田貞一郎
オズの魔法使い:飯野おさみ


【男性アンサンブル】
須永友裕
町田兼一
熊川剣一
斎藤准一郎
田井 啓
白倉一成
品川芳晃
田中宣宗
三宅克典

【女性アンサンブル】
織田なつ美
間尾 茜
西浦歌織
渡部真理子
三井莉穂
勝間千明
榊山玲子
荒木 舞
有阪佳子


3回目のウィキッド。
なんと今回は初めての最前列センターでした!
エルファバがグリムリーを渡されて、座って初めて唱えるシーンがジャスト目の前(笑)
ウィキッドの最前、いいですね~[黒ハート]
アンサンブルの学生たちのこそこそ話もバッチリ聞こえたり、
マイクが拾わない、アドリブと思われる俳優さんが口だけ動かして
何か言っているのもちゃんと見えるし、
新しく気付いたこともあってすごく楽しかったです[わーい(嬉しい顔)][ハートたち(複数ハート)]

たとえば、No one mourns the wicked で
「見ろー!グリンダ様だー!」のあと群衆たちが、
「グリンダ様だ」「わあグリンダさまだ!」「グリンダ様だ!」
って言っているのがクリアーに聞こえたり(笑)
グリンダのドレスにタッチして喜んでるひともいたり…

今更かもしれませんが、
「♪飲みなよ さ、この酒を」
のところは歌は飯野さんだけど、出てきて踊っているのは
飯野さんじゃないことに気付いたり…

Dancing through lifeで、フィエロが歌っているときに
取り巻きの女の子二人に「誰?」って聞かれたグリンダが
「フィエロティゲラーよ!」って言っていたり…

でも、見たくない事まで見えてしまったんですよね><[失恋]
同じくDancing~で、ボックの伊藤さんが「♪ネッサ、あのネッサ」って
歌い始めたときに、伊藤さんめっちゃ調子悪い[exclamation&question]って気付いたのですが、
車いすを押して「♪踊ろ~…」のところは、口が明らかに歌っている形じゃないのに
ロングトーンはしっかり伸びていてビックリしちゃいました。
オペラ座の口パクはデフォだし、李香蘭でも口パクがあった?とかいう話は
聞いたことがありますが、生で見たのは初めてでした('_')
伊藤さんも、北澤さんや飯野さんと同じく
名古屋公演開幕からずっと連投されてますよね[あせあせ(飛び散る汗)]
2幕の「♪あいつのせいでこんな姿に…」の歌も、音が取れていなくてキツそうでした…

そう考えると、北澤さんの全く衰えない声量すごいですよね!
今回初めて、1度だけDancing~で裏返ってしまったのを聞きましたが
それが貴重?!っていうくらい私が見た3回はいつも完璧で安定感抜群で、
北澤さんと飯野さんは、なんだか安心します。


そして、お目当ての初見エルフィー!岡村美南さん[黒ハート][黒ハート][黒ハート]
素晴らしかったです!
前回の観劇の時は、(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-01-24 )
大阪福岡名古屋と大連投されていた江畑晶慧さんが
キャスト変更直前でもう1番お疲れかと思われるときで、
声が枯れてしまっていて本当に心配になった観劇だったので、
そういった意味でも今回の岡村さんは安心して聴けました。

それに、ピコのときも(⇒http://)memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2011-04-28 )
思ったように、岡村さんの声って癖がないですよね!
とにかく聞きやすくて、ストレスなくすっと耳に入ってくる声。本当にステキです[ハート][ぴかぴか(新しい)]
夢醒めのナンバーは常にhi-Cあたりでうろうろ…という感じの
割と音域高めな曲を綺麗に聴かせてくださいましたが、
エルファバの地声を張るビッグナンバーも期待以上でした!
よく通るし声量抜群、地声でガンガン来てほしいところに来てくださるので、
すかっとしました[るんるん]

江畑さんがアレンジされていたDifying gravityやNo good deedは
きっとこれが本来の楽譜通りなんだろうなという
きちんと分かるリズムと言葉の入れ方で忠実に歌っていらっしゃる感じで、
同じく演技も、折り目折り目を本当に丁寧にこなされていて
とてもフレッシュな印象を受けたエルファバでした(*^_^*)

ピコの女優さんとは思えないほどwickedに変身されていましたが、
ネッサやディラモンド先生、チステリーなどに
柔らかく話しかけるときの声のトーンでピコを思い出しました[わーい(嬉しい顔)][るんるん]
特に、ライオンを檻から放しにいくところで「ごめんね。恐がらせちゃって」と
話しかけるところは、まさにメソに話しかけるときの優しいトーンで、
岡村さんご自身もとても優しい方なんだろうなと思うようなお声でした*

ただ、江畑さんと比べると、岡村さんエルフィーは
あまりお父さんのことが好きじゃない感じでした!(笑)
好きじゃないというか、江畑さんのエルファバは、
お父さんにネッサと同じように自分も好かれたい感がありましたが、
岡村さんはお父さんに全く媚びたりしません。

最初のシズ大学のシーン、
お父さんに「なんのためにお前をこの学校にやったか…」のあとの
「分かってるわ。ネッサのお世話をするためでしょ?」は、
江畑さんは、[お父様の気持ち、お父様が言わなくてもちゃんと分かってるわ]
って感じでしたが、
岡村さんは、[わざわざお父さんに言われなくても分かってるわ]って感じ。

2幕の総督になったネッサとのやり取りも、
ネッサ:「お父様は亡くなったわ」
エルフィー:「え?」
の、「え?」に期待がこもってるように聞こえたし、
そのあとの「だったら都合がいいわ!!!」は大声でかなり恐かったです。

でも、ネッサのことは本当に、すごーーく大事に思っているのが伝わってきました。
複雑な表情でネッサがダンスホールに行くのを聞いていたけど、
心底うれしそうなネッサに釣られて笑顔になって「♪そうね~…」だったり、
ボックがグリンダのところに行きたいと歌うのを自分も辛そうな顔で聞いていて、
でも諭すように言う「ネッサ、行かせてあげて」のセリフに愛を感じました><
予想外の場所で感動しちゃいましたよ[もうやだ~(悲しい顔)][黒ハート]

こんな風に、ある言葉を受けてその言葉が転機になって
パっと表情が変わる岡村さんの演技、すごく魅力的でした。
ダンスホールの前のシーンでグリンダに差し出された帽子を
「♪あなたに、ね、似合うの」を聞きながら、
最初は「はあ?!」って顔でガン見していたけれど
「♪仲よしの印~…」という言葉を聴いて思わず笑顔になったり…
その笑顔のおかげで、余計にダンスホールのシーンは切なかったです[たらーっ(汗)]

Popularの前も、秘密を打ち明けて
「でもそれはあなたのせいじゃなくて、おしろい草のせいでしょ」
とグリンダに言われてもまだしょんぼりしていて、
でも「いまの話、あなたには秘密かもしれないけど真実じゃないわね」
と言われて、はっとグリンダを見て、グリンダが「ね!」ってにっこりして、
エルフィーもふふっと笑ったり…
そのはにかんだような笑顔がキュン!って感じでした(笑)


江畑さんのようなドスの聞いたパンチはないけれど、
余裕で聴かせてくださったDifying gravityもステキでした。
「そうね、でも…♪戻れない…」までは迷いがある感じでまだエルフィーなんですけど、
「いいえ!!!」と強く言いきった後の「♪戻らない…!今は…」からは
もう表情も声もウィキッドになってて、ここで決めたんだなあと…(>_<)

「♪大空高く 舞い上がるのよ」で飛び始めてからも
「♪これはチャンスよ 逃がしはしない」では声も顔も険しいけれど、
「♪進むの自由への道を」ではグリンダの方を見て頷きあって、
一瞬グリンダに向かって優しい表情を向けていて、うるっときました[もうやだ~(悲しい顔)][黒ハート]
「♪邪魔など…させない!!!」の「させない!!!」は完全に言葉で
怒鳴るように言っていて恐かった..鳥肌たちました><

最後のビッグナンバー、2幕のNo good deed圧巻でした。
『フィエロ』の発音がめっちゃ良くて(さすが留学経験者?)、
「ネッサ…ディラモンド先生…Fiyero!」って感じでyが入ってました[ひらめき](笑)
「フィエロ生きて!!!」も「させない!!!」と同じくドスがきいた様な迫力でした。

ラストのロングトーンは短めでしたが、きっと楽譜はあそこまでなんだろうな…
でもまだまだ余裕っぽかったので、もうちょっとのばしてほしかったです[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
あと、呪文の発音とストール裁きがめちゃめちゃキレイでしたっ(笑)
曲の感じも似てるけど、あのストールはまさにアイーダの「人生の苦しみ」ですよね!

やっぱりダンサーさんだからか、ちょっとした振りもキレイです。
Wonderfulで、踊り始めたオズを見て吹き出して、首をすくめて「この私が?」と言った後の
ちょっとしたダンスもお上手!^^;
飯野さんと二人でガンガン踊ってくださってもいいのにーと思いました(笑)

岡村さんの癖のない声は、デュエットでハモるときにすごく調和します[るんるん]
DGの「♪選んだ道だから…悔やまない決して」もキレイだったし、
As long as you're mineの北澤さんと二人でファルセットになるところも、
そして最後のFor goodは特に絶品でした…[ぴかぴか(新しい)]
For goodのときは、グリンダはまだ離れたくない!!!という感じの
切ない表情で歌っているのですが、
グリンダを慰めるようにエルファバは達観したような笑顔で歌っていて泣かされました~[もうやだ~(悲しい顔)]


ナンバーやシーン毎にざっと書いたので読みにくいかと思いますが[あせあせ(飛び散る汗)]
171センチの長身もエルファバだとフルに活かせるし、
すらっとスレンダーな体型にどの衣装もBWの方のようにお似合いで、
全てが素晴らしかったけれど、
これからどんどん岡村さんのハマり役になっていくんだろうなあと思いました[黒ハート]

東京で観たピコ×マコの苫田亜沙子さんとのコンビでぜひ見たかったけれど、
山本さんもますますグリンダで、演技は前回も充分魅せられましたが
1カ月経って、特に歌にものすごく磨きがかかっていて
誰もが声楽出身と疑わないであろうソプラノで、
ポップスももちろん安定していて大満足させてくださいました[ぴかぴか(新しい)]
めちゃめちゃ細いのにパワフルだなあ…
山本さんが、最後シャボン玉に乗っていくとき、
チステリーにグリムリーを手渡されて、ぐっと頷いて
口が「ありがとう」と言っていたのがこの日1番の泣き所でした…


客席は、10列目くらいより後ろのサイドブロックはガラガラだったし
2階もかなり空いていた割に、カーテンコールはかなり盛り上がりました!
スタンディングになったときの山本さんの、
「わあーっ!」って感じの本当に嬉しそうな表情に客席が沸いて、
岡村さんが満面の笑みで思いっきり腕を大きく振っているから
客席も一生懸命ふり返して、いい雰囲気のカテコでしたよ[るんるん]
すこし下手側だったのでこちら側に捌けていく山本さんが
両手バイバイしてくれて嬉しかったです[黒ハート][黒ハート][黒ハート]

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