3.19*観劇レポ「ジキハイ」トークイベント編/濱田さん&笹本さん&吉野さん [観劇レポ:ジキル&ハイド]
今日のアフタートークイベントは、指揮者の塩田明弘さんが司会で、
ルーシー役の濱田めぐみさん、エマ役の笹本玲奈さん、
アターソン役の吉野圭吾さんが登場してくださいました。
(本編レポはこっちです⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19-2 )
吉野さんはなぜか華麗にステッキを振り回しながら登場!
モーツァルト!の気分らしいです(笑)
キャストの方の紹介のあと塩田さん、
「そして私が指揮者の山崎邦正です」
…またかい(笑)
参照(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19 )
以下、覚えているうちに自分用メモです
言葉の節々は適当にまとめています。
思い出したらまた書き足すかもです。
Q=塩田さん。
Q大変なことは?
吉野さん:階段の上り降りが多いのが意外と大変。ふくらはぎに来ます。
あと、意外と高くて怖いです。(濱田さんめちゃめちゃ同意。)
本番で、「ヘンリーに神の救いを!」って言ったあと
ダッシュして橋を渡ろうとして、
橋を吊るしてるワイヤーに引っ掛かって転びそうになったりもした。
濱田さん:娼婦という役柄だから、身振りなどに今までの役の中で1番苦労した。
ショーをやるわけだけど、ただのショーじゃなくて娼婦の…
(塩田さん:そんな経験ないですもんねー)
いやちょっと待って!あったら…ねえ?!(笑)
そういう身振りとかと、ルーシーの純粋さのバランスは
やっぱり開幕して中日すぎて、やっとちょっと、
ほんのちょっとだけ附に落ちてきました。
Q玲奈との初共演、めぐはどう?
濱田さん:いっしょに歌ってると相乗効果で開幕してから
どんどん良くなっていってると思うから、すごくやりやすいし嬉しい。
お稽古期間から仲良くしてもらってて、
帰りの電車でルーシーとエマの共通点について語り合ったりしてた。
塩田さん:ルーシーはほんとにずっと地声で、
エマはベルト(地声)と裏声の間のミックスで歌うことが多くて、
2人で歌うIn his eyesはそれが上手く溶け合ってるよね。
2人ともベルトだと喧嘩しちゃうし。
笹本さん:エマとルーシーだけが、ハイドからジキルを見出だせた。
育った環境があまりにも違うというだけで、実は共通点がある。
ルーシーの方が強そうだけど、実はエマは物語の背骨のような存在で、
ぜったいにブレない、芯の通った女性。ほんとに難しい。
(濱田さん、笹本さんに朝イチに絵文字1コとかのメール送るらしい(笑)
それに笹本さんも絵文字で返して、
劇場着くまでそれ繰り返して楽屋で「おはよっ」みたいな。)
Q気分転換やリラックスの方法は?めぐはこの間聞いた。めっちゃ寝るんだよね?帰ったら30分とかで(笑)
濱田さん:うんやっぱり睡眠が1番。でも玲奈もよく寝るよね?
笹本さん:はい。あと…まあテレビ見たり…ショップチャンネル見ながら寝ます(笑)
吉野さん:僕もジャパネットたかだをつけてスリープモードにしてそのまま寝ます(笑)
Q本番でのアクシデントとかありますか?
笹本さん:本番でのミスはまだ言いたくないんですけど(笑)
お稽古のときに吉野さんが「エマ」と「レナ」をよく間違えてました(笑)
吉野さん:こんなに似てることってなくないですか?
笹本さん:確かに、「笹本えまです」って言っても分かんないですね~。
濱田さん:あたしも「あ、エマー」って話しかけてそのまま…ってありますよ(笑)
笹本さん:あと、この間の舞台で血糊がばーって舞台の真ん中に広がっちゃって…
(たぶんルーシーが死ぬ時の血糊かな?)
ちょうど石丸さんがそこで死ななきゃいけない場所で、
でも上手くよけてくださって…
あれだけジキルとハイドが交錯して大変なシーンのあとに
よくぞよけて下さったと…そこにすごく感謝しました。
やっぱり100%役に入っちゃうと、怪我しちゃうじゃないですか。
1割だけは客観的な「自分」がいなきゃいけなくて、
それがすごく難しいんですけど、石丸さんさすがでした。
塩田さん:そうですね~。歌も感情100%で歌っちゃったら音程とかね、
守れなくなっちゃいますから。
Q石丸さんの面白い話とかあります?
濱田さん:面白い話?
塩田さん:そうだ、石丸さんウォーミングアップかわいくないですか?
濱田さん:いやほんとに一生懸命です!
吉野さん:ほんとそうです。
30分かけて毎日いっしょにやってるんですけど、座長なのに…
濱田さん:そうそう、ほんとに真面目なの。あたしが大抵楽屋入り1番早いんですけど、
いつもそのすぐあとに丸にぃ来て、「よっ!」みたいな。ほんとに早いです。
塩田さん:そんなそんな座長なんだからみんな終わったあとに
「よっ!」って来てすぐ本番でもおかしくないのにねー。
…塩田さんが、石丸さんの面白い感じの話(…悪く言えばちょっとした悪口)
にもっていこうとしたけど(関西人の方のようですので悪気はないかと思いますが)、
それを許さない感じで、石丸さんのいいところをあげる
濱田さんと吉野さん、ステキすぎました
Q最後に抱負を
吉野さん:ごめんなさい忘れちゃいました
笹本さん:最後まで健康でいられるのが1番かなと。
舞台上でも、エマはジキルの支えというか…
唯一癒しになっている存在だと思うので、舞台以外でも、
いつも笑顔で石丸さんを迎える存在でいたいと思います!(照れ笑い)
(会場拍手。なぜか濱田さん涙目)
塩田さん:あれめぐどうしたの。
濱田さん:いやーなんか感動しちゃいました!
ほんとに玲奈ちゃんは楽屋ではぽわーんとしてるんだけど、
切り替えがすごいもんね。
塩田さん:…いや他人事じゃなくて次めぐの番!
濱田さん:あー(笑)色々いま考えたんですけど…
こうやってルーシーハリスという役に出会えて
やらせてもらえることに本当に感謝しています。
千秋楽まであと11回、よりナチュラルに、本当に自分の分身のように、
本当にここにいるかのように彼女の人生を生きたいと思います。
ルーシー役の濱田めぐみさん、エマ役の笹本玲奈さん、
アターソン役の吉野圭吾さんが登場してくださいました。
(本編レポはこっちです⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19-2 )
吉野さんはなぜか華麗にステッキを振り回しながら登場!
モーツァルト!の気分らしいです(笑)
キャストの方の紹介のあと塩田さん、
「そして私が指揮者の山崎邦正です」
…またかい(笑)
参照(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-19 )
以下、覚えているうちに自分用メモです
言葉の節々は適当にまとめています。
思い出したらまた書き足すかもです。
Q=塩田さん。
Q大変なことは?
吉野さん:階段の上り降りが多いのが意外と大変。ふくらはぎに来ます。
あと、意外と高くて怖いです。(濱田さんめちゃめちゃ同意。)
本番で、「ヘンリーに神の救いを!」って言ったあと
ダッシュして橋を渡ろうとして、
橋を吊るしてるワイヤーに引っ掛かって転びそうになったりもした。
濱田さん:娼婦という役柄だから、身振りなどに今までの役の中で1番苦労した。
ショーをやるわけだけど、ただのショーじゃなくて娼婦の…
(塩田さん:そんな経験ないですもんねー)
いやちょっと待って!あったら…ねえ?!(笑)
そういう身振りとかと、ルーシーの純粋さのバランスは
やっぱり開幕して中日すぎて、やっとちょっと、
ほんのちょっとだけ附に落ちてきました。
Q玲奈との初共演、めぐはどう?
濱田さん:いっしょに歌ってると相乗効果で開幕してから
どんどん良くなっていってると思うから、すごくやりやすいし嬉しい。
お稽古期間から仲良くしてもらってて、
帰りの電車でルーシーとエマの共通点について語り合ったりしてた。
塩田さん:ルーシーはほんとにずっと地声で、
エマはベルト(地声)と裏声の間のミックスで歌うことが多くて、
2人で歌うIn his eyesはそれが上手く溶け合ってるよね。
2人ともベルトだと喧嘩しちゃうし。
笹本さん:エマとルーシーだけが、ハイドからジキルを見出だせた。
育った環境があまりにも違うというだけで、実は共通点がある。
ルーシーの方が強そうだけど、実はエマは物語の背骨のような存在で、
ぜったいにブレない、芯の通った女性。ほんとに難しい。
(濱田さん、笹本さんに朝イチに絵文字1コとかのメール送るらしい(笑)
それに笹本さんも絵文字で返して、
劇場着くまでそれ繰り返して楽屋で「おはよっ」みたいな。)
Q気分転換やリラックスの方法は?めぐはこの間聞いた。めっちゃ寝るんだよね?帰ったら30分とかで(笑)
濱田さん:うんやっぱり睡眠が1番。でも玲奈もよく寝るよね?
笹本さん:はい。あと…まあテレビ見たり…ショップチャンネル見ながら寝ます(笑)
吉野さん:僕もジャパネットたかだをつけてスリープモードにしてそのまま寝ます(笑)
Q本番でのアクシデントとかありますか?
笹本さん:本番でのミスはまだ言いたくないんですけど(笑)
お稽古のときに吉野さんが「エマ」と「レナ」をよく間違えてました(笑)
吉野さん:こんなに似てることってなくないですか?
笹本さん:確かに、「笹本えまです」って言っても分かんないですね~。
濱田さん:あたしも「あ、エマー」って話しかけてそのまま…ってありますよ(笑)
笹本さん:あと、この間の舞台で血糊がばーって舞台の真ん中に広がっちゃって…
(たぶんルーシーが死ぬ時の血糊かな?)
ちょうど石丸さんがそこで死ななきゃいけない場所で、
でも上手くよけてくださって…
あれだけジキルとハイドが交錯して大変なシーンのあとに
よくぞよけて下さったと…そこにすごく感謝しました。
やっぱり100%役に入っちゃうと、怪我しちゃうじゃないですか。
1割だけは客観的な「自分」がいなきゃいけなくて、
それがすごく難しいんですけど、石丸さんさすがでした。
塩田さん:そうですね~。歌も感情100%で歌っちゃったら音程とかね、
守れなくなっちゃいますから。
Q石丸さんの面白い話とかあります?
濱田さん:面白い話?
塩田さん:そうだ、石丸さんウォーミングアップかわいくないですか?
濱田さん:いやほんとに一生懸命です!
吉野さん:ほんとそうです。
30分かけて毎日いっしょにやってるんですけど、座長なのに…
濱田さん:そうそう、ほんとに真面目なの。あたしが大抵楽屋入り1番早いんですけど、
いつもそのすぐあとに丸にぃ来て、「よっ!」みたいな。ほんとに早いです。
塩田さん:そんなそんな座長なんだからみんな終わったあとに
「よっ!」って来てすぐ本番でもおかしくないのにねー。
…塩田さんが、石丸さんの面白い感じの話(…悪く言えばちょっとした悪口)
にもっていこうとしたけど(関西人の方のようですので悪気はないかと思いますが)、
それを許さない感じで、石丸さんのいいところをあげる
濱田さんと吉野さん、ステキすぎました
Q最後に抱負を
吉野さん:ごめんなさい忘れちゃいました
笹本さん:最後まで健康でいられるのが1番かなと。
舞台上でも、エマはジキルの支えというか…
唯一癒しになっている存在だと思うので、舞台以外でも、
いつも笑顔で石丸さんを迎える存在でいたいと思います!(照れ笑い)
(会場拍手。なぜか濱田さん涙目)
塩田さん:あれめぐどうしたの。
濱田さん:いやーなんか感動しちゃいました!
ほんとに玲奈ちゃんは楽屋ではぽわーんとしてるんだけど、
切り替えがすごいもんね。
塩田さん:…いや他人事じゃなくて次めぐの番!
濱田さん:あー(笑)色々いま考えたんですけど…
こうやってルーシーハリスという役に出会えて
やらせてもらえることに本当に感謝しています。
千秋楽まであと11回、よりナチュラルに、本当に自分の分身のように、
本当にここにいるかのように彼女の人生を生きたいと思います。
3.19*観劇レポ「ジキル&ハイド」色々な進化!!! [観劇レポ:ジキル&ハイド]
ミュージカル「ジキル&ハイド」@日生劇場
2012年3月19日(月)ソワレ
S席1階C列センターブロック
*cast*
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:石丸幹二
ルーシー・ハリス:濱田めぐみ
エマ・カルー:笹本玲奈
アターソン:吉野圭吾
ストライド:畠中 洋
執事プール:花王おさむ
ダンヴァース卿:中嶋しゅう
KENTARO
石山毅
石飛幸治
若泉亮
岡田静
山田展弘
寺元健一郎
二宮優樹
吉田朋弘
松岡美桔
島田彩
やまぐちあきこ
山中美奈
関谷春子
岡村さやか
ジキハイ、初日にあまりの恐さにおののきましたが、
(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-11 )
なんだかんだ今日2回目行ってきました~!
なんか、恐いんだけど癖になりそうです(笑)
痛いアザを押しちゃう…みたいな感じで
初日は1階C列の上手側、結構端の方だったんですけど、
今日はC列のセンターブロックど真ん中!!!
…より1~2席上手寄りだったかも(笑)
すっごく見やすくて感動しました。
あたし、席を取るときいつもできるだけ前に前に
こだわっちゃう人なんですけど、
やっぱり舞台は少し後ろでも真ん中が1番いいのかも。
目線が来ないですよね、サイドって。…気付くの遅い…?
ただ、席の良さに加えてせっかくメインの3人の方が
更に進化をとげていらして本当に素晴らしかったのに、
相変わらず脇の方たちがちょっと残念で…
先にざっとネガティブ発信しちゃっていいですか…?
理事会のシーン…ちょっとあり得ないほど歌がひどい。
特にビーコンズフィールド伯爵婦人、
猛烈に音痴だし、なんて言ってるか分かんないしなんとかしてくれと思って
幕間にパンフレットを見たら四季出身って書いてあってびっくり。
なぜか日本語の「ら行」のRをいちいち巻いているし、なにかが悪目立ちで…
アンサンブルさんのちびソロも、勿論お上手な方もいるのですが、
ほとんどがちょっと待って音なに?!ってくらい酷いひとがたくさんいます…。
あ、新聞売りっぽいひとはすごいお上手だなって思いました。有賀さんに似てます(笑)
あと、婚約パーティーでサベージ伯爵のひとが噛みまくってました。
(キチガイがどうのこうのっていうセリフ。)
初日も全く同じところ噛んでました…
あれだけのセリフ量がある石丸さんは1回も噛まないのに…。
それからダンヴァース卿(エマのお父さん)、
歌はもう仕方ないと思うんですけど…
せめて音程を背筋ぴょこぴょこさせてとるのだけはどうしてもやめてほしいです
はい、このへんにしておきます…。
やっぱり四季のアンサンブルってレベル高いですよね。
ウィキッドの2幕冒頭とか、結構難しそうなちびソロが続くけれど、
耳障りに終わったこと一度もないですもん。
さて気分を変えて、メインキャストさんざっとレポです
まずはやっぱり濱田めぐみさん!!!
最初のソロ歌が“どん底”での「連れてきて」ですが、
盛り上がり始めたところで、もうめちゃめちゃビックリしちゃいました。
いつもの鼻にかけるめぐ節じゃなくて、喉で思いっきりもう…!
マンマミーアmoneyの樋口さんが3回目によくやられるこぶしや、
夢醒めの「あたしはあたし」の♪ぁ"あ"ーこがれっていったのよ~
のところみたいなこぶしがもう全開なんです!!!
あんな喉にきそうなこぶし連発で濱田さんが歌うのって初めて聞いたので衝撃的でした。
すごい声量で、もう参りました…って感じでした(>_<)
ダンスも初日よりノリノリというか、キレがよくて、
客席に向けてお尻ふるところなんて真正面で、こっちがどぎまぎしちゃいましたー(笑)
すっかり娼婦のショーを完璧にこなされていて、
やっぱり憑依型の女優さんだなと改めて思いました。
それにしても、「どん底」のシーンってタバコがすごいですよね。
今日は煙で目が痛くなっちゃいました。いい雰囲気が出てるので仕方ないですけど(^_^;)
「同情、愛情」は初日よりも更にppで本当に切なかったです…
その分、「あんなひとが」での笑顔が目にしみました…泣
街に出て赤ちゃん抱いてるひとに、ルーシーがちょっとだけ
柔らかい笑顔をむけていたのが印象的でした。
この間も書きましたが、下手側で歌っているときに
♪もし あんなひとが いーたーらー もー↑しー↑
って転調するところが発狂しそうなくらい好きです!
「いい曲~~~~!!!」って感じですよね…!
笹本さんと濱田さん、初日よりすごくすごく、更に役と同化していて、
歌も余裕があってアレンジとかもあったりして、
たった1週間でもこんなに変わるんだなあとビックリしました。
特に歌い方が少し期待はずれだったと書いた笹本さん、
高音域も裏声じゃなく強めのファルセットと地声の間くらいの歌い方に変わっていて、
ものすごくよかったです
冒頭の「嘘の仮面」のシーンでちょっとだけ、
濱田さんと笹本さんが2階から登場しているのですが、
もうそこでパっと引きつけられるオーラが二人ともあって、凄まじくかっこよかったです。
エマの曲は派手じゃないけれど、ふせんになっているメロディーがあって
聴かせるいい曲が多いことに気付きました。
たとえば、婚約パーティーの“「ありのままの」の前“のシーンのエマの歌は
“あれは夢”のメロディが1フレーズだけ1オクターブ上であったり
石丸さんは、カツラが変わってました!!!
この間の黒髪ロングストレートにハーフアップの感じは…なんていうか…
実は、終始お笑い芸人のハイキングウォーキングの人に見えていて…
今回はもじゃもじゃのセミロングでやっぱりハーフアップでした。
こっちの方が博士っぽいし、汗で顔に髪がはりつく感じもカッコよかったです!(笑)
声は、今日マチソワだったからか初日よりはお疲れだったかもしれません。
初めてハイドが出てきたときの“生きている”の最後の
♪エドワードハー↑~~~~~~ぁぁぁぁイド!(B-D-G----)の高いGが
完全にひっくりかえってしまって、1幕休憩前の“生きている”リプライズは
上げずに、B-D-D-----!って歌われていて、
そのロングトーンのあと、少し客席が「あれ…」みたいな空気になっちゃいましたが、
それ以外はもう何もかもが素晴らしかったです!
この間は初めてで、とにかくハイドが恐かったのですが、
今日はジキルの時の演技が更に深まって、もっと紳士に、
優しくてちょっと不器用ないい人になっていて、
余計にハイドを抑えられない2幕の狂気が引き立っていた気がしました。
ジキル:愛してるエマ
エマ:分かってるわ。いつもあなたを待っています。
なんて、もう泣けてきちゃって…(笑)
そして待ってましたIn his eyes!!!
この曲のためにあと10回くらい通ってもいいかもと思うくらい、
笹本さんと濱田さんの声と表現に魅了されました
この間は、ボニクラの「愛する人を人は愛す」と同じ書法じゃーん、
なんて思っちゃったんですけど、1週間でこの違いは一体なんなのでしょうか?(>_<)
笹本さん、ラストはアレンジいれてました。
♪すべて ゆるーすわ~
(ラソラ ドレーソソー)→(ドシラ ラレーソソー)
ルーシーの♪気付いたーわ~(ラソラファーソー) は、
そのままでしたが、せっかくなら(ドシラファーソー)にしてほしかったかも…
っていうか、書いて気付きましたが…「♪気付いたーわ~」の、たー…
え、、、ファ?!ほんとに?!合ってる…?
濱田さん余裕すぎて、そこまで高い音を地声で出されてる感じがしないんですけど><;
すごいなあ…。
この次の“どん底”での濱田さんの曲(あたしは誰)の「♪っ恥ずかしいっっ恥知らず…!」
の歌い方もこの間と全然違いました。
言葉を出す前の「っ」と「っっ」がほんとに苦しくてもどかしくて…
「新たな生活」はもういうまでもなく圧巻!
歌ってないで逃げてーとも思うのですが
でも、初日にはなかった目にいっぱいの涙が、
濱田さんのルーシーへの入り込みかなと(勝手に)感じました。
はああ…
やっぱりラストはきつすぎますね、この作品。
誰も幸せになれなかったラスト。
でも、今日はアフタートークショーがあったので少しは明るい気持ちで帰路につけました。
長くなったのでトークショーのレポは分けますね。
2012年3月19日(月)ソワレ
S席1階C列センターブロック
*cast*
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:石丸幹二
ルーシー・ハリス:濱田めぐみ
エマ・カルー:笹本玲奈
アターソン:吉野圭吾
ストライド:畠中 洋
執事プール:花王おさむ
ダンヴァース卿:中嶋しゅう
KENTARO
石山毅
石飛幸治
若泉亮
岡田静
山田展弘
寺元健一郎
二宮優樹
吉田朋弘
松岡美桔
島田彩
やまぐちあきこ
山中美奈
関谷春子
岡村さやか
ジキハイ、初日にあまりの恐さにおののきましたが、
(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-11 )
なんだかんだ今日2回目行ってきました~!
なんか、恐いんだけど癖になりそうです(笑)
痛いアザを押しちゃう…みたいな感じで
初日は1階C列の上手側、結構端の方だったんですけど、
今日はC列のセンターブロックど真ん中!!!
…より1~2席上手寄りだったかも(笑)
すっごく見やすくて感動しました。
あたし、席を取るときいつもできるだけ前に前に
こだわっちゃう人なんですけど、
やっぱり舞台は少し後ろでも真ん中が1番いいのかも。
目線が来ないですよね、サイドって。…気付くの遅い…?
ただ、席の良さに加えてせっかくメインの3人の方が
更に進化をとげていらして本当に素晴らしかったのに、
相変わらず脇の方たちがちょっと残念で…
先にざっとネガティブ発信しちゃっていいですか…?
理事会のシーン…ちょっとあり得ないほど歌がひどい。
特にビーコンズフィールド伯爵婦人、
猛烈に音痴だし、なんて言ってるか分かんないしなんとかしてくれと思って
幕間にパンフレットを見たら四季出身って書いてあってびっくり。
なぜか日本語の「ら行」のRをいちいち巻いているし、なにかが悪目立ちで…
アンサンブルさんのちびソロも、勿論お上手な方もいるのですが、
ほとんどがちょっと待って音なに?!ってくらい酷いひとがたくさんいます…。
あ、新聞売りっぽいひとはすごいお上手だなって思いました。有賀さんに似てます(笑)
あと、婚約パーティーでサベージ伯爵のひとが噛みまくってました。
(キチガイがどうのこうのっていうセリフ。)
初日も全く同じところ噛んでました…
あれだけのセリフ量がある石丸さんは1回も噛まないのに…。
それからダンヴァース卿(エマのお父さん)、
歌はもう仕方ないと思うんですけど…
せめて音程を背筋ぴょこぴょこさせてとるのだけはどうしてもやめてほしいです
はい、このへんにしておきます…。
やっぱり四季のアンサンブルってレベル高いですよね。
ウィキッドの2幕冒頭とか、結構難しそうなちびソロが続くけれど、
耳障りに終わったこと一度もないですもん。
さて気分を変えて、メインキャストさんざっとレポです
まずはやっぱり濱田めぐみさん!!!
最初のソロ歌が“どん底”での「連れてきて」ですが、
盛り上がり始めたところで、もうめちゃめちゃビックリしちゃいました。
いつもの鼻にかけるめぐ節じゃなくて、喉で思いっきりもう…!
マンマミーアmoneyの樋口さんが3回目によくやられるこぶしや、
夢醒めの「あたしはあたし」の♪ぁ"あ"ーこがれっていったのよ~
のところみたいなこぶしがもう全開なんです!!!
あんな喉にきそうなこぶし連発で濱田さんが歌うのって初めて聞いたので衝撃的でした。
すごい声量で、もう参りました…って感じでした(>_<)
ダンスも初日よりノリノリというか、キレがよくて、
客席に向けてお尻ふるところなんて真正面で、こっちがどぎまぎしちゃいましたー(笑)
すっかり娼婦のショーを完璧にこなされていて、
やっぱり憑依型の女優さんだなと改めて思いました。
それにしても、「どん底」のシーンってタバコがすごいですよね。
今日は煙で目が痛くなっちゃいました。いい雰囲気が出てるので仕方ないですけど(^_^;)
「同情、愛情」は初日よりも更にppで本当に切なかったです…
その分、「あんなひとが」での笑顔が目にしみました…泣
街に出て赤ちゃん抱いてるひとに、ルーシーがちょっとだけ
柔らかい笑顔をむけていたのが印象的でした。
この間も書きましたが、下手側で歌っているときに
♪もし あんなひとが いーたーらー もー↑しー↑
って転調するところが発狂しそうなくらい好きです!
「いい曲~~~~!!!」って感じですよね…!
笹本さんと濱田さん、初日よりすごくすごく、更に役と同化していて、
歌も余裕があってアレンジとかもあったりして、
たった1週間でもこんなに変わるんだなあとビックリしました。
特に歌い方が少し期待はずれだったと書いた笹本さん、
高音域も裏声じゃなく強めのファルセットと地声の間くらいの歌い方に変わっていて、
ものすごくよかったです
冒頭の「嘘の仮面」のシーンでちょっとだけ、
濱田さんと笹本さんが2階から登場しているのですが、
もうそこでパっと引きつけられるオーラが二人ともあって、凄まじくかっこよかったです。
エマの曲は派手じゃないけれど、ふせんになっているメロディーがあって
聴かせるいい曲が多いことに気付きました。
たとえば、婚約パーティーの“「ありのままの」の前“のシーンのエマの歌は
“あれは夢”のメロディが1フレーズだけ1オクターブ上であったり
石丸さんは、カツラが変わってました!!!
この間の黒髪ロングストレートにハーフアップの感じは…なんていうか…
実は、終始お笑い芸人のハイキングウォーキングの人に見えていて…
今回はもじゃもじゃのセミロングでやっぱりハーフアップでした。
こっちの方が博士っぽいし、汗で顔に髪がはりつく感じもカッコよかったです!(笑)
声は、今日マチソワだったからか初日よりはお疲れだったかもしれません。
初めてハイドが出てきたときの“生きている”の最後の
♪エドワードハー↑~~~~~~ぁぁぁぁイド!(B-D-G----)の高いGが
完全にひっくりかえってしまって、1幕休憩前の“生きている”リプライズは
上げずに、B-D-D-----!って歌われていて、
そのロングトーンのあと、少し客席が「あれ…」みたいな空気になっちゃいましたが、
それ以外はもう何もかもが素晴らしかったです!
この間は初めてで、とにかくハイドが恐かったのですが、
今日はジキルの時の演技が更に深まって、もっと紳士に、
優しくてちょっと不器用ないい人になっていて、
余計にハイドを抑えられない2幕の狂気が引き立っていた気がしました。
ジキル:愛してるエマ
エマ:分かってるわ。いつもあなたを待っています。
なんて、もう泣けてきちゃって…(笑)
そして待ってましたIn his eyes!!!
この曲のためにあと10回くらい通ってもいいかもと思うくらい、
笹本さんと濱田さんの声と表現に魅了されました
この間は、ボニクラの「愛する人を人は愛す」と同じ書法じゃーん、
なんて思っちゃったんですけど、1週間でこの違いは一体なんなのでしょうか?(>_<)
笹本さん、ラストはアレンジいれてました。
♪すべて ゆるーすわ~
(ラソラ ドレーソソー)→(ドシラ ラレーソソー)
ルーシーの♪気付いたーわ~(ラソラファーソー) は、
そのままでしたが、せっかくなら(ドシラファーソー)にしてほしかったかも…
っていうか、書いて気付きましたが…「♪気付いたーわ~」の、たー…
え、、、ファ?!ほんとに?!合ってる…?
濱田さん余裕すぎて、そこまで高い音を地声で出されてる感じがしないんですけど><;
すごいなあ…。
この次の“どん底”での濱田さんの曲(あたしは誰)の「♪っ恥ずかしいっっ恥知らず…!」
の歌い方もこの間と全然違いました。
言葉を出す前の「っ」と「っっ」がほんとに苦しくてもどかしくて…
「新たな生活」はもういうまでもなく圧巻!
歌ってないで逃げてーとも思うのですが
でも、初日にはなかった目にいっぱいの涙が、
濱田さんのルーシーへの入り込みかなと(勝手に)感じました。
はああ…
やっぱりラストはきつすぎますね、この作品。
誰も幸せになれなかったラスト。
でも、今日はアフタートークショーがあったので少しは明るい気持ちで帰路につけました。
長くなったのでトークショーのレポは分けますね。
3.10*観劇レポ「ジキル&ハイド」初日 [観劇レポ:ジキル&ハイド]
ちょっと忙しい時期なので更新滞りがちですが、
3月6日の「ジキル&ハイド」初日の観劇レポです。
2012年3月6日(火)
ミュージカル「ジキル&ハイド」
@日生劇場
S席1階C列上手サイドブロック
*cast*
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:石丸幹二
ルーシー・ハリス:濱田めぐみ
エマ・カルー:笹本玲奈
アターソン:吉野圭吾
ストライド:畠中 洋
執事プール:花王おさむ
ダンヴァース卿:中嶋しゅう
KENTARO
石山毅
石飛幸治
若泉亮
岡田静
山田展弘
寺元健一郎
二宮優樹
吉田朋弘
松岡美桔
島田彩
やまぐちあきこ
山中美奈
関谷春子
岡村さやか
濱田めぐみさんの退団後2作目!
笹本玲奈さんとWヒロインで、
しかも元四季の看板俳優・石丸幹二さんが主演ということで
とても楽しみにしていましたが、予備知識なしで観劇し…
先日もちらっと書きましたが、(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-07 )
あまりにも恐くて恐くて
あんなに恐い思いしたのなんて、生まれて初めてなんじゃないかってくらい恐かったです。
特に2幕は、なんであたしお金払ってまでこんな恐い思いしてるんだろうって
何かを越えて腹がたってきたほどでした…(笑)
なので、地元の大千秋楽以外、もう行きません…。
濱田さんの歌は聴きたいけど…
もうあんな恐い思いしたくない…
ボニクラもそれなりに恐かったけど…
血はなかったし、それに恐さが違う感じ。
「善と悪」をコントロールできなくなったら、自分もハイドになっちゃうのかなあ
と思うともうなんていうか…いいようのない「恐怖」って感じでした。
四六時中めちゃめちゃ暗いですし。
同じワイルドホーン氏の作品ということで、
ボニクラがなんていうか…リピートしたけど、
ハッキリ言って結構つまらなかったのでどうかな~と思っていましたが
5回目の再演という人気作というだけあって、内容や曲はボニクラより楽しめました
似ている演出もありましたよ
「その目に」は違う場所にいるけれど、
愛してしまった人のことを想う二人の女性(ルーシーとエマ)のデュエット。
曲想も照明の感じも立ち位置なんかも、
もろボニクラの「愛する人を人は愛す」でした。
でも「その目に」の方がなんていうか…名曲な感じ。(適当…笑)
とりあえず、初観劇だったのであまり細かくレポはできないです…。
石丸幹二さんと濱田めぐみさんの、期待を裏切らない素晴らしさについて書くだけで
終わっちゃうかと思いますがそれでもよければ続きご覧ください!
石丸さん、濱田さんはちょっと「普通じゃない」わけですが
エマ役の笹本玲奈さんは、理想の貴婦人という感じで
母性にあふれた優しいエマを最初から最後まで完璧に崩さずに演じていらっしゃいました。
笹本さん、やっぱりものすごく華があり、ステキでした
ただ、ブロードウェイミュージカルライブ
(⇒http://www.memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2011-08-28-1 )では、
地声を張るナンバーが多かったのでめちゃめちゃ歌上手いひとだなあ
と思ったのですが、エマは高音域も多くて…
ファルセットでとる音域になると、完璧裏声のような
細いかすれた声になっちゃうのが残念でした
それでも笹本さんはお上手なのでいいのですが、
ミュージカル初挑戦というエマのお父さん役(ダンヴァース・カルー卿)の方…
演技は素晴らしいのに、歌が…
なんていうか…味があると言えなくもないのですが、
私はマシューのときの日下武史さん並みにヒヤヒヤしました…。
何も、無理に歌わなきゃいけない役でもないと思ったのですが…。
しかも、前回まではずっと浜畑賢吉さんが演じてらっしゃったそうです!
それなら浜畑さんで見たかった…><
…あまりにも元四季の方が揃いすぎるかな?
石丸さんはとにかく出ずっぱりで、
最後の最後に信じられないほど難しそうなビッグナンバーが!
2幕の終盤の方の「対決」っていうナンバーで、ジキルが自分の中のハイドと戦うシーン。
ワンフレーズごとにジキルとハイドが出てくる、まさにこの作品の象徴的なナンバーで、
1番恐かったけれど1番感動しました。
人間ってこんなことできるんだなあって。石丸さん凄い!って半分呆然(笑)
「あれっ…次ジキルだっけ?ハイドだっけ?」
ってならないのかなって友達と話してましたが(笑)
あと、石丸さんの声って、ハイドの時に
どれだけ怒鳴ったりがなったりするように歌っても、
「いや!」って耳をふさぎたくなる汚い声にならないのが凄いなと思いました。
濱田さん、ルーシーは娼婦役ということで覚悟はしていましたが
まさか濱田さんの半ケツ・半チチ…以下自粛。
太もも丸出し!ガーターベルト!ムチ!タバコ!あからさまなthe 誘惑!!!
を見る日がくるなんて思いもよらなかったですorz
ボニクラのときと比べると、少しふっくらされた感じがしました。
…それでもめちゃめちゃ細いですけどね。
個人的には、ルーシーという女性がどうして娼婦宿で働いてるのか、
どんな生き方をしてきたひとなのか、そこまで知りたかった気がしました。
いまいち、どうして娼婦をしているのにルーシーは純粋な心を持っているのか、
なんでそこまでジキルに惹かれるのかが分からなかったので。
前も書きましたが、濱田さんは「負の表現」がお得意と勝手に
イメージを持っているのですが、今回はその表現のお上手さを全面に出せる役というか…
たとえば、1幕の「同情、愛情」ってナンバーは
なんでもない3拍子のバラードで高音でそっと歌う静かなほんとに短い曲。
そのあとに、ほとんどアタッカで「あんなひとが」があるし、
全然インパクトのあるタイプの曲ではないのに、
♪友情、純情、初めての出会い…
みたいな歌詞のところがあって…
濱田さんのぎゅっとしぼるような歌い方があって…
ってことも、表情も、すごく心に残っています。
濱田さんの表現のお上手さの賜物ではないでしょうか?
もちろん、がーっと歌いあげる「あんなひとが」も、どこまでも地声全開、
引っかけまくって歌うような‘めぐ節’全開で鳥肌ものでしたけどね
パンフレットの対談で笹本さんもおっしゃっていますが、転調が本当に多い!
特にこの曲なんて濱田さんのロングトーンしながら
上がっていって♭系から♯系に転調してて、(説明下手すぎてすみません)
それがすごくドラマチックでカッコよかったです。
とにかくメロディが耳に残って残って仕方ないです。
「♪あんな~ひとに であーえれば♪まほーのように!ふふふふふーんふふふーん…」
←歌詞は分かんない…(笑)
「あんなひとが」は、あれだけ盛り上がっといて
まさかのppで静かに終わっちゃいます。
それがその時のルーシーの切なさを表しているような感じ。
でも、2幕の同じくルーシーのソロ、「新たな生活」は
ジキルからの手紙で道が拓けて、初めてルーシーが明るい気持ちで歌う曲だから、
(と、あたしは解釈してます笑)
盛り上がって盛り上がって
(やっぱり転調もしまくって…♪せ かーーい!どこまである教えて♪ってとこ、
‘せ’と‘か’の間で転調してました)終わるので客席の高揚感も凄まじく、
ナンバーが終わった後の拍手は指笛でほとんど歓声に近かったです!
そういえば、やたらと3連符が多い曲で…
ふと音楽理論の授業でシューベルトの何かをやっていたときに
「作曲家が割り切れない思いを書きたいときは、
実際に、(拍で)割り切れない3連符とか5連符を使う」
と先生が言っていたことを思い出しました。
このナンバーのときのルーシーは『割り切れない思い』とは違う気がするけど、
ルーシーの喜びや解放感は、割り切れるほど単純じゃない気持ちで、
じっとしていられない、もどかしいほどの喜びが爆発する曲だから
割り切れない音符がたくさんなのかな…と思いました
ボニクラはバラードが多かったけれど、同じワイルドホーン作品でも
ジキハイの方がいい曲!!!って感じの爽快なナンバーが多く、
この曲や、さっき書いた「あんなひとが」もそうだけど
1回しか見ていなくてもメロディが耳に残って口ずさめちゃう
それはともかく…!
この次の曲、パンフレットのナンバーリストでもろネタバレしてたのはショックでした。
曲名が「ルーシーの死」って…
まとまりがなくなってきました
カーテンコールは、もう早々にスタンディングオベーション!
演出家の方がすごく面白くて、出てきて「どうぞ皆様お座りください」と言って
挨拶を始めて、「それではここですごく大切な方をご紹介します」
「昨年、石丸幹二さんのGOLDカミーユとロダン、
1月に濱田めぐみさんご出演のボニー&クライドを手掛け、
そしてこのジキル&ハイドの産みの親である…
(客席に向かって)いいですか、次立つとこですよ?
フランク・ワイルドホーンさんです!」って(笑)
ワイルドホーンさんは、主演3人の方と抱き合った後
この作品は自分が初めて作曲したミュージカルでいわば「第一子」で
とても大切な作品であること、
今日のこの舞台にいる俳優たちは「ジキル&ハイド」ファミリーの仲間入りだということ、
そして東宝、ホリプロ、フジテレビと観客に感謝します、とおっしゃっていました
お名前の通り、とてもフランクな方でした(笑)
やっぱり私はお子ちゃまで、夢と希望を与えてくれる
四季の作品が大好きだということを、ボニクラに続き再確認してしまったわけなのですが…。
次の濱田さんの作品Songs for a new worldはビジュアルを見る限り、
明るい作品のようなので期待したいと思います><
恐くて恐くて仕方がなかったジキル&ハイド、観劇レポでした!
☆歌詞ちょっと違うけど、笹本玲奈さんが「あんなひとが」を歌っています
3月6日の「ジキル&ハイド」初日の観劇レポです。
2012年3月6日(火)
ミュージカル「ジキル&ハイド」
@日生劇場
S席1階C列上手サイドブロック
*cast*
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:石丸幹二
ルーシー・ハリス:濱田めぐみ
エマ・カルー:笹本玲奈
アターソン:吉野圭吾
ストライド:畠中 洋
執事プール:花王おさむ
ダンヴァース卿:中嶋しゅう
KENTARO
石山毅
石飛幸治
若泉亮
岡田静
山田展弘
寺元健一郎
二宮優樹
吉田朋弘
松岡美桔
島田彩
やまぐちあきこ
山中美奈
関谷春子
岡村さやか
濱田めぐみさんの退団後2作目!
笹本玲奈さんとWヒロインで、
しかも元四季の看板俳優・石丸幹二さんが主演ということで
とても楽しみにしていましたが、予備知識なしで観劇し…
先日もちらっと書きましたが、(⇒http://memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2012-03-07 )
あまりにも恐くて恐くて
あんなに恐い思いしたのなんて、生まれて初めてなんじゃないかってくらい恐かったです。
特に2幕は、なんであたしお金払ってまでこんな恐い思いしてるんだろうって
何かを越えて腹がたってきたほどでした…(笑)
なので、地元の大千秋楽以外、もう行きません…。
濱田さんの歌は聴きたいけど…
もうあんな恐い思いしたくない…
ボニクラもそれなりに恐かったけど…
血はなかったし、それに恐さが違う感じ。
「善と悪」をコントロールできなくなったら、自分もハイドになっちゃうのかなあ
と思うともうなんていうか…いいようのない「恐怖」って感じでした。
四六時中めちゃめちゃ暗いですし。
同じワイルドホーン氏の作品ということで、
ボニクラがなんていうか…リピートしたけど、
ハッキリ言って結構つまらなかったのでどうかな~と思っていましたが
5回目の再演という人気作というだけあって、内容や曲はボニクラより楽しめました
似ている演出もありましたよ
「その目に」は違う場所にいるけれど、
愛してしまった人のことを想う二人の女性(ルーシーとエマ)のデュエット。
曲想も照明の感じも立ち位置なんかも、
もろボニクラの「愛する人を人は愛す」でした。
でも「その目に」の方がなんていうか…名曲な感じ。(適当…笑)
とりあえず、初観劇だったのであまり細かくレポはできないです…。
石丸幹二さんと濱田めぐみさんの、期待を裏切らない素晴らしさについて書くだけで
終わっちゃうかと思いますがそれでもよければ続きご覧ください!
石丸さん、濱田さんはちょっと「普通じゃない」わけですが
エマ役の笹本玲奈さんは、理想の貴婦人という感じで
母性にあふれた優しいエマを最初から最後まで完璧に崩さずに演じていらっしゃいました。
笹本さん、やっぱりものすごく華があり、ステキでした
ただ、ブロードウェイミュージカルライブ
(⇒http://www.memoires-du-son.blog.so-net.ne.jp/2011-08-28-1 )では、
地声を張るナンバーが多かったのでめちゃめちゃ歌上手いひとだなあ
と思ったのですが、エマは高音域も多くて…
ファルセットでとる音域になると、完璧裏声のような
細いかすれた声になっちゃうのが残念でした
それでも笹本さんはお上手なのでいいのですが、
ミュージカル初挑戦というエマのお父さん役(ダンヴァース・カルー卿)の方…
演技は素晴らしいのに、歌が…
なんていうか…味があると言えなくもないのですが、
私はマシューのときの日下武史さん並みにヒヤヒヤしました…。
何も、無理に歌わなきゃいけない役でもないと思ったのですが…。
しかも、前回まではずっと浜畑賢吉さんが演じてらっしゃったそうです!
それなら浜畑さんで見たかった…><
…あまりにも元四季の方が揃いすぎるかな?
石丸さんはとにかく出ずっぱりで、
最後の最後に信じられないほど難しそうなビッグナンバーが!
2幕の終盤の方の「対決」っていうナンバーで、ジキルが自分の中のハイドと戦うシーン。
ワンフレーズごとにジキルとハイドが出てくる、まさにこの作品の象徴的なナンバーで、
1番恐かったけれど1番感動しました。
人間ってこんなことできるんだなあって。石丸さん凄い!って半分呆然(笑)
「あれっ…次ジキルだっけ?ハイドだっけ?」
ってならないのかなって友達と話してましたが(笑)
あと、石丸さんの声って、ハイドの時に
どれだけ怒鳴ったりがなったりするように歌っても、
「いや!」って耳をふさぎたくなる汚い声にならないのが凄いなと思いました。
濱田さん、ルーシーは娼婦役ということで覚悟はしていましたが
まさか濱田さんの
太もも丸出し!ガーターベルト!ムチ!タバコ!あからさまなthe 誘惑!!!
を見る日がくるなんて思いもよらなかったですorz
ボニクラのときと比べると、少しふっくらされた感じがしました。
…それでもめちゃめちゃ細いですけどね。
個人的には、ルーシーという女性がどうして娼婦宿で働いてるのか、
どんな生き方をしてきたひとなのか、そこまで知りたかった気がしました。
いまいち、どうして娼婦をしているのにルーシーは純粋な心を持っているのか、
なんでそこまでジキルに惹かれるのかが分からなかったので。
前も書きましたが、濱田さんは「負の表現」がお得意と勝手に
イメージを持っているのですが、今回はその表現のお上手さを全面に出せる役というか…
たとえば、1幕の「同情、愛情」ってナンバーは
なんでもない3拍子のバラードで高音でそっと歌う静かなほんとに短い曲。
そのあとに、ほとんどアタッカで「あんなひとが」があるし、
全然インパクトのあるタイプの曲ではないのに、
♪友情、純情、初めての出会い…
みたいな歌詞のところがあって…
濱田さんのぎゅっとしぼるような歌い方があって…
ってことも、表情も、すごく心に残っています。
濱田さんの表現のお上手さの賜物ではないでしょうか?
もちろん、がーっと歌いあげる「あんなひとが」も、どこまでも地声全開、
引っかけまくって歌うような‘めぐ節’全開で鳥肌ものでしたけどね
パンフレットの対談で笹本さんもおっしゃっていますが、転調が本当に多い!
特にこの曲なんて濱田さんのロングトーンしながら
上がっていって♭系から♯系に転調してて、(説明下手すぎてすみません)
それがすごくドラマチックでカッコよかったです。
とにかくメロディが耳に残って残って仕方ないです。
「♪あんな~ひとに であーえれば♪まほーのように!ふふふふふーんふふふーん…」
←歌詞は分かんない…(笑)
「あんなひとが」は、あれだけ盛り上がっといて
まさかのppで静かに終わっちゃいます。
それがその時のルーシーの切なさを表しているような感じ。
でも、2幕の同じくルーシーのソロ、「新たな生活」は
ジキルからの手紙で道が拓けて、初めてルーシーが明るい気持ちで歌う曲だから、
(と、あたしは解釈してます笑)
盛り上がって盛り上がって
(やっぱり転調もしまくって…♪せ かーーい!どこまである教えて♪ってとこ、
‘せ’と‘か’の間で転調してました)終わるので客席の高揚感も凄まじく、
ナンバーが終わった後の拍手は指笛でほとんど歓声に近かったです!
そういえば、やたらと3連符が多い曲で…
ふと音楽理論の授業でシューベルトの何かをやっていたときに
「作曲家が割り切れない思いを書きたいときは、
実際に、(拍で)割り切れない3連符とか5連符を使う」
と先生が言っていたことを思い出しました。
このナンバーのときのルーシーは『割り切れない思い』とは違う気がするけど、
ルーシーの喜びや解放感は、割り切れるほど単純じゃない気持ちで、
じっとしていられない、もどかしいほどの喜びが爆発する曲だから
割り切れない音符がたくさんなのかな…と思いました
ボニクラはバラードが多かったけれど、同じワイルドホーン作品でも
ジキハイの方がいい曲!!!って感じの爽快なナンバーが多く、
この曲や、さっき書いた「あんなひとが」もそうだけど
1回しか見ていなくてもメロディが耳に残って口ずさめちゃう
それはともかく…!
この次の曲、パンフレットのナンバーリストでもろネタバレしてたのはショックでした。
曲名が「ルーシーの死」って…
まとまりがなくなってきました
カーテンコールは、もう早々にスタンディングオベーション!
演出家の方がすごく面白くて、出てきて「どうぞ皆様お座りください」と言って
挨拶を始めて、「それではここですごく大切な方をご紹介します」
「昨年、石丸幹二さんのGOLDカミーユとロダン、
1月に濱田めぐみさんご出演のボニー&クライドを手掛け、
そしてこのジキル&ハイドの産みの親である…
(客席に向かって)いいですか、次立つとこですよ?
フランク・ワイルドホーンさんです!」って(笑)
ワイルドホーンさんは、主演3人の方と抱き合った後
この作品は自分が初めて作曲したミュージカルでいわば「第一子」で
とても大切な作品であること、
今日のこの舞台にいる俳優たちは「ジキル&ハイド」ファミリーの仲間入りだということ、
そして東宝、ホリプロ、フジテレビと観客に感謝します、とおっしゃっていました
お名前の通り、とてもフランクな方でした(笑)
やっぱり私はお子ちゃまで、夢と希望を与えてくれる
四季の作品が大好きだということを、ボニクラに続き再確認してしまったわけなのですが…。
次の濱田さんの作品Songs for a new worldはビジュアルを見る限り、
明るい作品のようなので期待したいと思います><
恐くて恐くて仕方がなかったジキル&ハイド、観劇レポでした!
☆歌詞ちょっと違うけど、笹本玲奈さんが「あんなひとが」を歌っています