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3.29*また「アイーダ」行ってきました [観劇レポ:アイーダ]

春休み最後の観劇です><
また大阪に行ってきちゃいました♪
名古屋からなら新幹線で1時間だけど
今日東京に戻ってきたのでもう当分行けません泣
満喫してきました!
今回はアイーダの濱田めぐみさん中心のレポになるかな?♥

「アイーダ」3月29日(火)マチネ
@大阪四季劇場

以前からチケットは持っていたのですが
26日の私の話を聞いた母も行きたいと言い出して
前日予約しました。

…なんと1階6列目のセンターブロック下手寄りが取れたんです!
前予でこんなにいい席が取れたのは初めてでびっくりしました。
本当ならそこは母の席ですが
持っていた9列目で母が観劇して
あたしはちゃっかりその6列目に座っちゃいました(^^;)

キャストさんはもちろん26日と変わらず♥
3.26.jpg

まず席が本当に絶好の位置でびっくりしました。
アイーダがラダメスの背中を拭くシーンが目の前で、
他にも捕虜にされたヌビア人たちの前で
ラダメスとゾーザーが話しているシーンのアイーダ達、
ウォッシングのシーンのアイーダ、
ネヘブカがローブを見せるシーン、
「どうしたらいい」最初はアムネリス,入れ替わってからはアイーダが目の前だったり
アモナスロ王に「忘れるのだ!そんな男のことは!」と言われるシーン、
メレブが死ぬシーンや「真実を見た」のアムネリスも目の前のポジション!
そして裁判のシーン~「迷いつつrep.」ではラダメスが目の前で
本当に阿久津さんの表情が素晴らしくて…!
マイクが拾っていない生声や
アンサンブルさんの息使いや表情まで見えて感動もひとしお、でした(*^^*)

そして今回も濱田めぐみさんの完璧なアイーダにはノックアウトされちゃいました><
最初のシーン、(だいたいの記憶なので違ってたら教えてください..)
ラダメス「お前の父親はヌビアの男が自分の国の女を守れないことを知っていたのだ!」
から
ラダメス「危ない生き方が好きなんだな!」
アイーダ「垢だらけのエジプト人を洗う(足バン!)くらい好きかもね!」
ラダメス「こいつ…!」
アイーダ「♪あなたーたちには!うばーえない!」

息もぴったりで「圧巻の演技」ってこのことをいうのだろうな..と思いました。
お二人とも演技と思えなくて、
しかも濱田さんの歌いだしが目の前であまりの迫力に感極まって(笑)、
そこだけで泣いちゃいそうでした。
溢れそうなくらいいっぱい涙を浮かべながらの「あの日は遠くに」から
まわりのお客さんすごい泣かれていました。

濱田さんの演技で後ろにいるときでもすごく細かく演技されているのにも気づいて
いちいち感動してしまいました。
「私も知っている」で「♪あなたは王女..囚われるまで」で
「…っ?!」と息を飲んだときの表情や
メレブにアムネリスの部屋に連れていかれ
メレブが「アムネリス王女さま~!」と話しかけたときに
口で小さく「アムネリス…」と言って様子を見ている姿、
そのあと裁縫部屋へ?と出ていくときに
メレブににっこり笑いかけていたり、
晩餐会で果物や盃などを運ぶ姿も他の侍女とは違ったり..
小首をかしげて「ヌビアのことを話してるの?」と聞くのがすごく可愛かったり..
ネヘブカがラダメスにもらった果物を見せに来たあとの
「♪愛ーのたーめにすべてーを」で歌いながら
アムネリスと顔を合わせてくしゃっと泣きそうな顔をして
膝に手をついて腰を折ってから「♪全てを捨てて」で顔をあげたり。

「ローブのダンス」は濱田さんの歌だけでなく
アンサンブルさんのダンスもすごい迫力で
曲が終わってから10秒以上ショーストップするほどの喝采でした。

東京では「迷いつつ」のあと拍手がある日ってほとんどなかったんですけど
大阪では2回ともここでも拍手。
そのあとこの間はアイーダ、ラダメスにもらったネックレスを
鼻にのせて遊んでいましたが
今回の濱田さんはひっくり返したりしげしげと見ながら…「愛してるわ」でした。
もうこのシーンの阿久津さんの「命令だっ♥」も
濱田さんが口をおさえて楽しそうに笑うのもものすごく可愛くて!><
直後すぐにヌビアの王が捕えられるから
本当にアイーダとラダメスが幸せなのはこのシーンだけですよね。

そのあとの「神が愛するヌビア」はもう..
言葉にできないくらい、
CDの何十倍も生のほうが素晴らしかったです。
濱田さんは前回よりも歌詞じゃないところ(ahh~とか)もかなりしっかり歌われていて
厚みがすっっごかったし、
ネヘブカの石倉さんが歌うhi-hi-Cからのラスト
アレンジが「♪C~EDC eD,C------」とちっちゃいeを装飾音的に入れていました♪

「神が愛するヌビア」のラストも
「人生の苦しみ」のラストも手の切り方がめちゃめちゃカッコイイ><
「♪あたーしの…愛が~~~!!!」は、ロングトーンまだ少し
鳴っているうちから拍手が起こりました。
この歌、江畑さんアイーダもすごく良かったのを思い出しました♥
ロングトーンをどんどんcresc.していつまででも伸ばせそうな感じで。
hi-Cを地声で張っているのってよく考えたら本当にすごい><
この曲からラストまでアイーダはずっと苦悩の表情ですよね。
もう歌だけでなく演技に、表情に涙がでました。

特に「星のさだめ」の間奏の長いやりとりのあと
ラダメスを突き放すように手を前に出してぐっと後ろに下がって
「♪かえられない二人のさだめ…」と歌いだすところ…
歌が終わり崩れそうになるアイーダを支えたラダメスが
「国に帰れ。」「君が自由になれば少しは気も楽になる」と言って去ったあと
ううっ…とまた崩れそうに顔に手をあてて一瞬泣いた後
泣いてる場合じゃない!というようにきっと上を向いてから走って行く姿は
国と愛の板挟みになる王女の苦しみが
言葉がないのにぐっと伝わってきました。

そしてそのあとのアムネリスの佐渡さんの表情がまた..
アイーダが去った上手のほうをじっと見てから
ふっとラダメスが去った下手を見て..
ご本人は涙を流すでもなく淡々と歌われている感じなのに
それがまた逆に辛く感じました。
「真実を見た」の佐渡さん、ラストCDだと「♪D-A~~~~~~G」だけど
アレンジ「♪D-A~~~H-B-G」もステキでした。


濱田めぐみさん、
阿久津陽一郎さん、
佐渡寧子さん、
飯野おさみさん、
初演キャストでもあるこの4人のみなさんって
歌声や演技が素晴らしいのはもちろんですが
セリフの言い方が四季っぽくないっていうか
開口ばりばりじゃなく、
だけどちゃんとセリフは1音1音聞こえるのでものすごく感情移入できます。
でもメレブは..
死ぬ間際までゆっくりはっきりくっきり喋るので
どうしても死にそうに見えないのが残念でした。
アイーダに「あなたは…」間があって「あたしを勇気づけてくれたわ!」
と言われて見せる笑顔はいいなあって思いました。
東京で1度だけ見れた有賀さんがあたしの中の(超勝手な)メレブの理想です…♥

「迷いつつrip」
アカペラで♪ひとは…迷いながら…
のあと少し間があって
♪人生を…
と歌いだした濱田さん、涙は見えなかったんですけど声が震えていてそのppと
「儚い喜びrip.」の
♪あの地平線目指し..のppがすごく綺麗でした。

墓の中で手を探す二人と
ぎゅうっと抱き合う姿、
囁くように「♪二人だけの…世界…へ」で消えていく声、
現代・博物館のシーンに戻ってからのほんとのラストシーンで佐渡さんが
濱田さんと阿久津さんに向ける慈愛に満ちた表情も..
本当に、最初から最後まで演技と思えない素晴らしい3時間でした。

今回のカーテンコールも平日なのにすごい盛り上がりで
ほぼ満席のお客さんが客電がついて、
追い出しの音楽も終わり
オールスタンディングになって
メイン3人だけの挨拶が3回くらい繰り返されても
拍手がいつまでも止まず
最後に全員の挨拶とばいばいでやっと終わりました。


何百回も上演しているうちのたった2回で、
(通算したら濱田さんなんてもう1000回近くアイーダ演じていらっしゃいますよね!)
ここまで感動させて頂いたのは初めてでした。
26日と29日のこの感動、
本当に一生忘れられないと思います。
今日も意識が半分以上エジプトにあって(笑)、
ぼーっとしちゃっていました…。

アイーダ:濱田めぐみ
アムネリス:佐渡寧子
ラダメス:阿久津陽一郎
メレブ:中嶋 徹
ゾーザー:飯野おさみ
アモナスロ:石原義文
ファラオ:勅使瓦武志

【男性アンサンブル】
黒川 輝
朱 涛
田井 啓
品川芳晃
江田あつし
中村 巌
森 健太郎
徳永義満

【女性アンサンブル】
石倉康子
宝生 慧
加藤久美子
須田綾乃
駅田郁美
杏 奈
高橋亜衣
濱田恵里子

    *最高の舞台をありがとうございました*

そして公式サイトのアイーダのページには
いまのキャストさんがメインの新しいPV、出ていますね♥





おまけ


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